オープンイノベーション

当社は、さまざまな企業や研究機関とパートナーシップを構築し、コラボレーションを進めています。
オープンイノベーションを積極的に推進し、互いの技術やアイデアを融合させることで、これまでにない新しい価値を創造し、より豊かな社会の実現に貢献します。

NEDOとのコラボレーション

国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)と水素エネルギー技術の研究開発においてコラボレーションを行っています。

計量技術の開発

NEDOとの委託事業「超高圧水素インフラ本格普及技術研究開発事業」で、HDV(大型トラック車両)への大流量水素充填技術および大流量水素計量技術の開発に取り組んでいます。

共同実施者

国立研究開発法人産業技術総合研究所
岩谷産業株式会社
一般社団法人水素供給利用技術協会
一般財団法人日本自動車研究所 ...他

目的

さまざまな燃料電池モビリティ、 特にHDVへの大流量充填時における水素計量に関する技術開発と 充填技術の開発・基準化に向けた基礎を構築する。

実施内容

HDVへの充填を想定した設備にて以下を実証評価

  1. 水素計量システム技術開発
    • HDV充填の計量に有効なマスターメーター法計量精度検査装置を用いた実証
  2. HDV用の充填技術開発
    • HDV用充填に求められる機器性能や制御技術の実証
    • 日本で普及が想定されるダブル充填対応のディスペンサーを納入

充填技術の研究開発

「超高圧水素インフラ本格普及技術研究開発事業/水素ステーションのコスト低減等に 関連する技術開発/本格普及期に向けた次世代ステーション ・充填技術の研究開発」 事業で、低コストステーション実現に向け、新プロトコルの開発、 ダブル充填技術の 開発に取り組みました。 (2018年~2022年度)

共同実施者

ENEOS株式会社
株式会社本田技術研究所
一般社団法人水素供給利用技術協会

  • 新プロトコルの実証
  • ダブル充填試験

目的

水素社会の実現に向けて、 水素ステーションの低コスト化、本格普及期 (1時間に10台充填) に 向けた低コストなダブル充填システムを構築する。

実施内容

HDVへの充填を想定した設備にて以下を実証評価

  1. プレクール温度を緩和する革新的充填プロトコル開発
    • 現行プロトコルと同じ充填時間で、プレクール温度を大幅に緩和 できる新規充填プロトコルMC-MMを開発し、水素技術センター で実証
  2. 高頻度充填可能な低コストダブル充填システム開発
    • ダブル充填可能なステーション最小構成をシミュレーションで検討
    • FCV2台同時充填時に干渉を避け、満タン充填を可能とする協調 制御を開発し、水素技術センターで実証

NEDO受託事業の歴史

2003~2007年度

水素安全利用等基盤技術開発/水素インフラに関する研究開発/水素充てん機の実用化技術の開発
⇒70MPa級水素ディスペンサーの実用化に資する研究開発(要素機器、充填制御)

2008~2012年度

水素製造・輸送・貯蔵システム等技術開発/システム技術開発/70MPa級水素ガス充填対応ステーション機器システム技術に関する研究開発
⇒水素充填システムとしての実用性、耐久性に関する研究開発

2016~2017年度

水素利用技術研究開発事業/水素ステーション安全基盤整備に関する研究開発/実環境下における安全運用技術の研究開発
⇒普及段階の実使用条件を踏まえたステーション設備仕様の抜本的な見直し検証に関する研究開発

2018~2022年度

超高圧水素インフラ本格普及技術研究開発事業/水素ステーションのコスト低減等に関連する技術開発/本格普及期に向けた次世代ステーション・充填技術
⇒本格普及に向けた充填技術(革新的な充填プロトコル、協調制御によるダブル充填)の研究開発

高圧水素インフラ本格普及技術研究開発事業/水素ステーションのコスト低減等に関連する技術開発/HDV等の新プロトコル対応の水素燃料計量システム技術と充填技術に関する研究開発
⇒HDVへの大流量充填時における水素計量に関する技術開発と充填技術の開発

2023年度

競争的な水素サプライチェーン構築に向けた技術開発/水素ステーションの低コスト化・高度化に係る技術開発/HDV用水素充填プロトコルの研究開発
⇒HDV用水素充填プロトコルの研究開発

競争的な水素サプライチェーン構築に向けた技術開発/水素ステーションの低コスト化・高度化に係る技術開発/マルチフロー対応水素計量システム技術に関する技術開発
⇒様々なモビリティに対応できる高レンジアビリティかつ高精度・高応答性のマルチフロー対応水素計量システム技術の開発

幅広い団体・企業とのコラボレーションを推進

燃料電池実用化推進協議会
Fuel cell commercialization conference of japan

FCCJは、燃料電池の実用化と普及に向けた課題解決のための具体的な検討を行い、政策提言としてとりまとめ、会員企業自ら課題解決への努力を行うとともに、国の施策へ反映させることにより、我が国における燃料電池の実用化と普及を目指し、我が国の燃料電池産業の発展に寄与することを目的とする協議会です。
当社は会員として参画し、水素インフラWGでは水素供給インフラの実用化と普及に向けた諸課題について検討し、必要な施策、シナリオ等について提案するとともに、民間の連携や協調した活動に取組んでいます。


一般社団法人水素供給利用技術協会
Hydrogen supply and utilization technology

HySUTは、水素エネルギーの供給および利用に関する技術開発、調査研究および普及啓発等を総合的に行うことにより、水素の安定的かつ安全な供給の確保を図り、ユーザーの満足度を向上させ、水素エネルギー産業の健全なる発展に寄与することを目的として設立されました。
当社は会員として参画し、各種ガイドライン制定、水素計量技術や充填技術の検討について提案するとともに、NEDO委託研究開発事業(水素ステーションの低コスト化・高度化に係る技術開発)に参画し技術の発展に取組んでいます。

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