高精度計測技術

公正なエネルギー取引の確保のために高精度な計測は必要不可欠です。
当社は、さまざまな流体、用途に対応した高精度な流量計を開発・製造を行ってきました。当社の精度の高い計測技術は、石油やガスの計量に留まらず、半導体などの精密機器など多くの工場・製造施設でもご採用いただいています。

流体の種類や用途にあわせた幅広い流量計

長年培ってきた流体計測の経験とノウハウを活かし、新たな技術を積極的に取り入れ、お客様のご要望・用途に合わせた高精度な流量計を幅広く取り揃えています。

容積式

マユ型の非接触の回転子(ルーツ)が回転し計測を行います。石油類や都市ガスで使用されます。
製品例:ルーツ流量計

タービン式

羽根車が回転して回転速度によって流量を計測します。石油類や都市ガスで使用されます。
製品例:ポッターメータ

渦式

渦発生柱の下流に発生したカルマン渦を計測。構造がシンプルで、薬液や超純水の計測に使用されます。
製品例:超音波渦流量計

超音波

超音波を使用し計測部が無可動なためメンテナンスが不要。都市ガスなど気体で使用されます。
製品例:超音波ガスメーター

次世代エネルギー「水素」の質量を計測するコリオリ式流量計

クリーンエネルギーとして期待されている水素を実用化し普及させるには、公正なエネルギー取引のため、ガソリンと同様に水素ガスがどれだけ充填されたかを測る流量計が必要になります。 水素ガスは質量によって計測する必要があり、さらに超高圧で充填されるため、それに耐える構造・機構が求められます。
コリオリ式流量計は、超高圧にも耐える安全でシンプルな構造で、且つ高精度に質量を計測できるため、水素ディスペンサーに採用されています。

コリオリ式流量計

コリオリ力を利用した高精度計測

コリオリ式流量計とは、コリオリ力で発生した振動を計測する流量計です。
センサチューブ内を流体が通過するとセンサチューブ内の流体にはコリオリ力が作用しセンサチューブが捻れます。
このコリオリ力によってセンサチューブが捻れると2 箇所の検出部の振動に位相差(時間差)が生じ、このときの時間差は流れた流量に比例するため、この時間差を求めて質量流量を計測しています。

高精度計測を実現する当社独自のノウハウと研究開発体制

当社は、1994年の「CNGディスペンサ」の製品化以来、コリオリ式流量計の研究開発を続けています。現在では、2本のチューブによる振動のズレ、時間にすると約14ps(ps=1秒の1兆分の1)まで計測できるコリオリ式流量計の開発に成功しています。初期のコリオリ式流量計に比べ、その精度は100万倍に向上しました。

コリオリ式流量計の精度向上には、チューブの形状や素材などの構造とセンサーの計測能力の複合的な改善が重要となります。
チューブの研究開発では、3Dモデルシミュレーションで振動解析、CAD解析を行い、最適な形状や素材、固定方法の見直しを行っています。
また、共振で発生する信号は、非常に小さく微弱です。その信号を正確に捉え、計測可能な信号として増幅するためのセンサー機能の向上には、半導体の処理速度向上と効率的な回路設計が重要な役割を果たします。
静岡事業所には、回路設計やソフトウェア開発の部門も併設しており、機器の開発・製造部門と密接に連携することで、正確で高速な処理を実現しています。

計測性能向上に加え、小型化・軽量化など水素エネルギー普及に向けた研究を推進しています。

「CNGディスペンサ」のコリオリ式流量計

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