産業設備で採用される高精度の計装機器を開発・製造。
当社は1937年の創業以来、「流体」を計測・制御する技術を磨いてきました。燃料油やガスだけではなく、薬品、水、純水など幅広い流体に対応する製品を揃えています。安定性が高く、高精度な流量計や制御機器は多くの施設でご採用いただいています。
流体の計測・制御技術は、当社の技術の根幹です。ルーツ流量計や超音波流量計、緊急遮断弁など、お客様のご要望にお応えし、新たな技術を取り込んでラインナップを広げています。
流量計とは液体やガスなどの流体が流れる量を計るための機器です。
流量計には計測する原理によって様々な種類があり、流体や用途に適したものを選ぶことが重要です。
回転子の ルーツは非接触回転のため機械的な摩耗が無く精度が安定し耐久性があるため、油槽所 (ローリー出荷基地)、製油所、船舶、ローリ車、ボイラー設備及び各種工場設備でご採用頂いています。また、取引用流量計としてもご使用いただけます。
高精度で幅広い流量レンジに対応しているため、ガス使用量の多い各種工場設備でご採用頂いています。
PFA、PEEK、PPS樹脂素材で作られたシリーズは薬品、腐食性流体及び、超純水などの計測に適しているため、半導体洗浄装置、薬液混合装置等でご採用頂いています。
地震、火災など緊急時の配管ラインを遮断する緊急遮断弁、ガス供給ラインの圧力を制御するガバナなど、高い安全性が求められる施設の制御機器も多数の施設でご採用いただいています。
高圧ガス保安法や消防法などにより、各種産業用設備には、緊急遮断弁の設置が義務づけられています。ガス検知センサーや感震器と連動し、液体配管ラインを緊急遮断し、二次災害を未然に防止します。
ガバナは、都市ガス、天然ガスなどの各種ガス供給ライン圧力を制御する機器です。当社のガバナは、感度の高いパイロットを採用しており、わずかな圧力変動に対しても直ちに応答します。また、急激な負荷変動に対しても安定した制御を行います。
半導体製造工場での薬品や超純水の使用量管理、濃度制御に当社の超音波流量計が使用されています。
液体の滞留部分のないポケットレス構造を採用しているため化学反応や変質しやすい流体の計測に適しています。
安定性が高く、高精度の当社流量計の実績をご評価いただき、人工透析装置にも採用されています。
薬液や溶液、材料の「気泡」の発生を流量計が検知します。
「気泡」が入ることによる装置の障害発生や品質ムラ発生による歩留まり低下のリスクを抑え、お客様の装置の健全性確保、製造工程の品質向上に役立ちます。